プロスタッフのマン島TT参戦電動バイク、テストラン成功

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「TT零-11」のテストラン(27日・スパ西浦モーターパーク)
「TT零-11」のテストラン(27日・スパ西浦モーターパーク) 全 1 枚 拡大写真

プロスタッフ(愛知県一宮市)/チームプロッツァは27日、マン島TT Zeroクラスに参戦する電動バイク「TT零-11」のテストランに成功した。東日本大震災の影響で部品調達が困難となり、マシンの完成も危ぶまれたが、船積みを終えた。

テストランが行われたのは、同社に近い愛知県西浦町にあるスパ西浦モーターパークだ。予定されていた船積みを1日伸ばし、その1日でレーサーの松下ヨシナリ選手が乗車した。

「普通に運転できちゃいますね」。テストランを終えた松下選手は、そう話したという。松下選手は、09年のマン島TT参戦の名門チーム「BlackHorse」から日本人として唯一挑戦、今年もZeroクラスとは別に参戦を決めている。

TT零-11は、3月初旬、バッテリーユニットを制御するBMS(バッテリー・マネージメント・システム)が負荷試験中にトラブルを抱えた。しかし当初予定していたBMSは、東日本大震災の影響で再構成が難しく、チームプロッツァの方針を大きく変えなければならなかった。

「目指していたものは手配ができず、近い動きをするものとして妥協せざるを得なかった。BMSはバッテリーすべてを制御するはずだったが、それが不可能になった」と、同社広報課の寺西亮氏は打ち明ける。

船積みの日が迫る中で、予定した独自のBMSの再構成をあきらめ、イギリス製の汎用BMSを採用することになったが、それがマシンに組み込まれたのは26日のことだ。

「電圧、電流、温度などすべてのコントロールをするBMSをあきらめ、バッテリーユニットを複数に分割。それぞれを単独で制御することになった。温度など一部のデータによる制御は、できなくなった」(寺西氏)

日本を出航したマシンは、ゴールデンウィーク明けには、イギリス王室属領のマン島に到着する予定。マシンの調整は、その後の10日間にかかっている。「あとはどこまで性能を引き出せるか」と、寺西氏は自らに言い聞かせるようにつぶやいた。

《中島みなみ》

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