福島第一原発 沖合の海底土からも放射性物質

自動車 ビジネス 企業動向
原子力・立地本部 松本純一代理(3日・東電本店)
原子力・立地本部 松本純一代理(3日・東電本店) 全 1 枚 拡大写真

高濃度の汚染水の流出が続いた福島第一原発の沖合で、海底の土砂からも高濃度の放射性セシウムやヨウ素が検出された。海水ではなく、海底の土砂から放射性物質は、汚染水の流出後はじめて明らかになった。東京電力が3日の会見で公表した。

土砂の採取は、広野町と楢葉町にまたがる岩沢海岸と、南相馬市小高区のそれぞれ沖合3kmの地点。水深20~30mの海底で、4月29日に採取した。第一原発を中心に南と北20kmに位置する。

小高区沖ではセシウム137が1400Bq/kg、セシウム134が1300Bq/kgと、通常の1000倍以上を検出した。また、岩沢海岸沖でもセシウム137と134が共に1200Bq/kgと、同様の結果を示した。

また、ヨウ素131も小高区沖で190Bq/kgと、通常の100倍以上となった。

東京電力は今後も継続して海底の土砂のサンプリング調査を実施する。「最終的には魚介類にどれだけ移行するかを見ていきたい」と、原子力・立地本部の松本純一本部長代理は語った。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  2. 希少なヒストリックカーの数々…三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘
  3. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  4. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
  5. “車内スマホ生活”を強力サポートする、パワフル「USBプラグ」の新作登場![特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る