サーブ、中国メーカーの出資受け入れへ

自動車 ビジネス 企業動向
サーブ9-5
サーブ9-5 全 1 枚 拡大写真

資金繰りの悪化により、2週間以上に渡って操業停止に追い込まれているスウェーデンの名門、サーブ。同社に救いの手を差しのべたのは、中国の自動車メーカーだった。

これは、サーブと同社のオーナーであるスパイカーカーズが3日に発表したもの。両社の発表によると、サーブは中国の華泰汽車(Hawtaiモーターグループ)と戦略的提携を結ぶという。

提携の内容は、華泰汽車がスパイカーカーズの株式を最大29.9%取得。これに合わせて華泰汽車は、1億5000万ユーロ(約180億円)を出資する。自動車の生産や技術開発に関して、中国に合弁会社を設立する契約も取り交わされた。近い将来、この合弁会社でサーブの現地生産を開始する。

サーブ会長兼スパイカーカーズCEOのビクター・ミュラー氏は、「サーブブランドの個性や伝統は、中国市場でも受け入れられるだろう」とコメントしている。

華泰汽車は2000年に設立。本社と研究開発部門は北京にあり、中国内の2工場で年間35万台を生産する中堅メーカーだ。また、クリーンディーゼル30万基、オートマチックトランスミッション45万基の生産能力も持つ。同社は2015年までに、年産台数を100万台へ引き上げる計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る