【上海モーターショー11】日産 ティーダ 新型は日本とは違う!?

自動車 ニューモデル モーターショー
日産ティーダ新型(上海モーターショー11)
日産ティーダ新型(上海モーターショー11) 全 4 枚 拡大写真

上海モーターショーでお披露目された新型日産『ティーダ』。中国では近日中に発売予定で、モーターショー会場ではすでにカタログも配布されている。

しかし、この新しいティーダがそのまま日本にも導入されるかは、微妙なところだ。最大の理由は、車体サイズ。5ナンバーサイズを守っている現行ティーダに対し、上海モーターショーでお披露目された(中国版)新型ティーダの全幅は1760mmと5ナンバー枠をはみ出しているのだ。これは中国をはじめとする国際市場で求められる居住性に配慮したものだが、はっきりしているのは5ナンバー信仰が強く残る日本の年配ユーザーに歓迎される要素ではないということ。なので、中国仕様と同じ車両が新型ティーダとして日本に導入されるとは言い切れない(可能性がゼロではないが)。

日産の関係者に尋ねたところ、帰ってきた答えは「日本は違うプロジェクトで動いている」というもの。この言葉の意味が「中国と日本では商品企画が違う」という意味なのか、それとも「中国と日本では車両が違う」という意味なのかまでは明らかにされなかったが、確実なのは上海モーターショーで発表されたティーダは日本市場を重視して開発された車両ではないということである。

他社の例だが、グローバルモデルのトヨタ『カローラ』は、世界標準はワイドボディで、日本仕様のみ5ナンバー枠の専用ボディになっている。ティーダもそんな造り分けをおこなうのだろうか?

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る