解体ロボットを福島原発に投入---チェルノブイリでも実績[動画]

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ブロック、2010年にスウェーデンのカロリンスカ医科大学を解体
ブロック、2010年にスウェーデンのカロリンスカ医科大学を解体 全 6 枚 拡大写真

スウェーデンのブロック社製の、建築物解体ロボットが福島第一原子力発電所に投入される。ブロックは、ウクライナのチェルノブイリ原発はじめ、世界各国で放射性物質をあつかう建物の解体、廃材除去の実績がある。

福島では、まず汚染地域へのアクセス確保、放射能除去にブロックのロボットが使われる。4月中旬に最初のロボット1機が導入され、5月1日に第2陣3機がスウェーデンを飛び立った。

「ブロックの解体マシンと他社のマシンとのちがいは、多用途に使え、そしてよりタフなタスクに耐えられることだ」と、ブロックのマルティン・クルピカCEOは語る。同社の原子力部門ヘッド、マイク・エバンスによると「現在、世界中の各種原子力サイトに、200機以上のブロックマシンがいる」という。

福島向けにも相応の装備をされて投入され、原子炉から1km離れた制御室から遠隔操作される。数週間のうちに福島で活動を開始する予定だ。

なお「ブロック」の名前は、北欧神話の戦争の神、ソーがもつ剣を鍛えた人物の名前だ。

デモ動画は、2010年にスウェーデンのカロリンスカ医科大学の解体風景。

《高木啓》

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