日立製作所の通期決算…構造改革が奏功し、全セグメントで営業黒字を達成

自動車 ビジネス 企業動向
日立製作所の通期決算…構造改革が奏功し、全セグメントで営業黒字を達成
日立製作所の通期決算…構造改革が奏功し、全セグメントで営業黒字を達成 全 2 枚 拡大写真

日立製作所は11日、2011年3月期連結決算を発表した。それによると、売上高が10年3月期比4%増の9兆3158億円、営業利益が同2.2倍の4445億円、純利益は2388億円と前の期1069億円の赤字から一転、20年ぶりに最高益を更新した。

売上高においては、海外が同111%と大きく伸びたのが貢献した。「特に中国を含めたアジア地域で122%と売り上げが大きく伸びており、全セグメントで増収となった。また、その他地域が108%で、なかでもアフリカと中南米が好調だった」と三好崇司副社長。その結果、海外売上高比率は43%と過去最高になった。

営業利益では、10年3月期に赤字だった電子装置・システム、オートモーティブシステム、デジタルメディア・民生機器の3部門が黒字に転換。グループの11部門がすべて黒字を達成した。「固定費削減や資材調達費削減などで目標を上回る効果を達成し、構造改革の成果が出た」(三好副社長)ことが大幅な増益に結びついた。ちなみに、固定費削減では約350億円、資材調達費削減では約2300億円の低減を実現した。

12年3月期については、「震災が顧客に与える影響や部品の調達動向を見極めたい」ということで業績予想を出さず、6月9日に予定している経営方針説明会で公表する。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. ジープ『レネゲード』2027年モデルに注目集まる…6月のスクープ記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る