市光工業の通期決算…国内向け自動車部品低調で減収

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市光工業が発表した2011年3月期の通期連結決算は、営業利益が前年同期比402.7%増の30億1500万円と前年同期の約5倍となった。

売上高は同0.9%減の925億4700万円と微減だった。自動車部品事業は、海外輸出向けの需要増加により生産台数は堅調に推移したものの、国内向けの需要が伸び悩んだ。

収益はコスト削減の徹底などで経常利益は同97.0%増の39億4300万円となった。

一方、同社の所有地で土壌汚染が見つかり、調査費用などの関連費用を加えた、将来発生が見込まれる費用16億円を環境対策引当金繰入額として特別損失に計上したほか、同社が製造する一部製品がリコールの対象になったため、対策費を製品保証引当金繰入額として8億万円を特別損失に計上した。その結果、純利益は6億1500万円だった。

今期の通期業績見通しは東日本大震災の影響で想定が困難なため、公表を見送った。

《レスポンス編集部》

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