【アウディ A1 試乗】コンパクトに新しいステージが切り開かれた…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
A1
A1 全 5 枚 拡大写真

アウディが醸し出す雰囲気は女ゴコロをくすぐるとかねてから書いてきたけれど、コンパクトなこのサイズになっても、そういうところはまったく失わないのにはまいった。

【画像全5枚】

「価格をここまで高くできれば、うちだって」。そう国産メーカーの声が聞こえてきそうだけれど、「でも、できないじゃん」が私の答えた。そうだ、できないだろう。この品格。この乗り心地。そしてこの価格でも買いたいと思わせる存在感。

アウディらしさを継承するフロントグリル。のびやかさと軽さを演出するシルバーのサイドアーチ。このシルバーの発色が派手すぎず落ち着きがあって、なんともたまらない。運転席の質感は心地よく、広さも十分である。後部座席の天井は小学生の身長でやっとという低さだけれど、一人のフットワークを確保できれば文句はないし、ゆえに四人乗りと言われたところでこのクルマへの憧憬は揺るがない。

1.4リットルエンジンは、ターボとDSGとの組み合わせで軽快そのもの。ついでにアイドリングストップまでついていて、エコに敏感な奥様族の好奇心を十分に満たしてくれる。なにより、ボディ剛性というかサスペンションというか、この乗り心地のよさったら、コンパクトカーにもこんなしっとりとした世界があったのねと、新しいステージが切り開かれたような嬉しさに満たされる。

アウディに甘い私。いえ、甘いんじゃなくって、それだけアウディってば女子の気持ちをくすぐるブランドなのですよ。この路線、ぜひ今後もつらぬいていただきたい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省 安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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