日野自動車は、5月18~20日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2011」に、燃費を大幅に向上させる新しいハイブリッドシステムやポスト新長期排出ガス規制適合したエンジンなどを出展する。
今回、小型トラック用の新ハイブリッドシステムのシステムモデルを展示する。ディーゼルの燃費を50%向上させることを目指して開発した新ハイブリッドシステムで、エンジン・モーター間にクラッチを設置してEV走行を可能とし、回生効率も大幅に向上する。走行パターンを学習してアシスト量を最適化する新たなシステム制御を搭載する。主要コンポーネントを軽量・コンパクト化して搭載性を向上、システムの効果を最大限発揮する専用エンジン、専用トランスミッションも新開発する。
また、日野プロフィアに搭載したポスト新長期排出ガス規制に適合したディーゼルエンジン「E13C」のカットモデルも展示する。EGRシステムの強化、燃料噴射圧力の高圧化、新型燃焼室の採用などによりNOxの低減と低燃費を両立したエンジン。
さらに、PCS(プリクラッシュセーフティ)やVSC(車両安定制御システム)などの先進安全テクノロジーを映像で紹介する。