【人とくるまのテクノロジー11】車載向け積層セラミックコンデンサ、村田製作所が発表へ

自動車 ビジネス 企業動向

村田製作所は、車載電子機器向けの金属端子付き積層セラミックコンデンサを開発・商品化すると発表した。

市場での浸透が見込まれるハイブリッドカー(HEV)や電気自動車(EV)に搭載される車載電子機器で、特に大型サイズの積層セラミックコンデンサ(MLCC)の場合、激しい温度変化による基板の膨張伸縮の応力を受けやすく、長時間の熱衝撃にさらされる条件下では、はんだクラックへの対策が必要不可欠となっている。

また、振動や機械的衝撃によって発生するコンデンサ素体クラックへの対策も必要で、極めて高い信頼性が求められる。

開発品では、金属端子の弾性作用により、熱と機械的衝撃による応力を緩和、高信頼性を実現するとともに、2個のコンデンサを積み重ねることで、実装スペースを削減するとともに高容量化を実現した。車載向けECUのDC-DCコンバータなどに適している。

新製品は5月18日からパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」にて展示する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  2. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る