自動車運搬船でハイブリッド給電システムの実証実験…日本郵船など

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アウリガ・リーダー
アウリガ・リーダー 全 2 枚 拡大写真

日本郵船、川崎重工業、MTI、日本海事協会は、太陽光エネルギーを動力源の一部とし日本郵船が運航する自動車運搬船「アウリガ・リーダー」に、共同開発中の船舶用ハイブリッド給電システムを搭載、6月から実証実験を開始する。

この自動車運搬船は、2008年12月19日に竣工後、約2年間にわたって太陽光パネルの発電状況や耐久性を検証してきた。結果、太陽光パネルによる発電は、わずかな天候の変化でもすぐにその発電量に大きな影響が出るため、船内への安定的な電力供給が難しいことが判明した。将来的に太陽光発電を大型化し、依存度を上げた場合、発電量の変動により安定した電力供給に問題があることを確認した。

日本郵船とMTIは、CO2排出の削減に向け、太陽光など変動する新エネルギーを導入した場合の船内への電力供給に関する技術の確立、川崎重工は大型ニッケル水素電池「ギガセル」を利用した船舶用ハイブリッド給電システムの開発に取り組んできた。

アウリガ・リーダーは今後、海上環境の中で、太陽光発電とハイブリッド給電システムにより安定した電力供給を実現するための実証実験を行う。

今回の結果をもとに、日本郵船とMTIは船舶での太陽光発電の大規模化の開発を、川崎重工は船舶用ハイブリッド給電システムの商品化を目指す。

《レスポンス編集部》

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