[クロネコヤマトの宅急便電車]路面電車を使った配達サービス 京都で開始

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クロネコヤマト×京福電鉄嵐電
クロネコヤマト×京福電鉄嵐電 全 9 枚 拡大写真

ヤマト運輸と京福電鉄は17日、「路面電車を使用した低炭素型集配システム」を発表し、18日から運用を開始した。宅配便の配達区間の一部を路面電車で輸送してCO2の削減を狙う。路面電車を使った宅配サービスは日本初とのこと。

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ヤマト運輸は拠点間輸送で鉄道コンテナを利用したCO2削減を実施している。今回は拠点から最終配達地までの間で路面電車と自転車を利用し、トラックの利用を控えることで、環境貢献を進めていく考えだ。京都市の京福電鉄嵐山線(嵐電)の西院車庫〜嵐山駅で行なう。

17日には実際の作業のデモンストレーションが報道公開された。路面電車への積み込みは嵐電の西院車庫で行う。まず、嵐電がヤマト運輸向け貸切電車を1台用意して待機。そこに、集配拠点から嵐山地域向けの荷物を積んだトラックが到着。荷物はあらかじめ配達区域別にフタ付き台車に搭載されている。トラックのゲートと路面電車の出入り口の高さを合わせて、台車を速やかに路面電車に搭載。その後、嵐電は一般旅客用車両にヤマト運輸貸切電車を連結し、2両編成で車庫を出発する。

2両編成の電車は四条大宮方面の線路に進入し、西院発四条大宮行きの1駅間で旅客営業運転する。起点駅の四条大宮で折り返し嵐山行きとなり、各駅に停車して旅客営業運転を続ける。終点の嵐山駅に到着すると、ヤマト運輸貸切電車のドアを開け、荷物を積んだ台車をホームに下ろす。台車はそのまま嵐山駅周辺地域の集配に向かう。また、一部の台車はそのまま駅前に待機していたリヤカー付き自転車に搭載されて、駅から離れたエリアの集配を行う。

嵐電の貸切電車はそのまま回送電車として西院車庫に戻る。集配を終えた台車は営業所で待機しているトラックに載せられ、他の発送荷物と共に集配拠点に戻る。将来的にはこの戻り便についても嵐電の利用を検討中とのこと。

この集配システムは毎日稼動し、平日は西院車庫を07時20分に発車。休日は08時05分に発車する予定。嵐電は通勤時間帯と観光シーズンの休日などに2両連結運転を実施しており、貸切車両を連結した運行も随時行っているという。ヤマト運輸貸切電車は専用車両ではなく、通常の営業車両を充当する。車体側面、前面のヤマト運輸ロゴマークはマグネット式で、どの電車にも張り替え可能とのこと。今後は様々な塗色の電車とヤマトマークの組み合わせが見られるかもしれない。

《杉山淳一》

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