[クロネコヤマトの宅急便電車]3つのやさしさでできている

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クロネコヤマト×京福電鉄嵐電
クロネコヤマト×京福電鉄嵐電 全 4 枚 拡大写真

ヤマト運輸と京福電鉄(嵐電)は17日、「路面電車を使用した低炭素型集配システム」を発表した。記者会見はデモに使用された電車の車内で行われ、ヤマト運輸の代表取締役社長の山内雅喜氏、京福電鉄代表取締役社長の西田寛氏、京都市交通政策監の水田雅博氏が出席した。

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今回の提携の背景には、2010年4月に京都市が策定した「温室ガス削減目標40%」という高い目標がある。京都市は1997年に「地球温暖化防止京都会議(COP3)」が開催された都市でもあり、採択された「京都議定書」は国際的な温暖化防止策の指標ともなった。

京都市は率先して温暖化防止に取り組んでおり、環境意識の高いヤマト運輸と京福電鉄が新たな取り組みを模索した中で、宅急便を電車で運ぶというアイデアが実現した。京都は国際的観光都市でもあり「宅配便を運ぶ電車」は国内、国外の旅行客を通じて発信できるという期待もある。

ヤマト運輸の代表取締役社長の山内雅喜氏は「今回の取り組みは当社にとって3つのやさしさを実現できる」と説明した。ひとつはもちろん、トラックの排ガスを減らすという「環境へのやさしさ」。二つめは「地域へのやさしさ」で、トラックが減ることで街の安全度が高まり、渋滞を緩和し、京都という観光都市の景観にも貢献するとした。今回のシステムの導入により、嵐山地域の配達に必要なトラックを数台減らせるという。これにより、年間のCO2排出量は60tを削減可能とのこと。

3つめは「お客様へのやさしさ」で、これは電車そのものではなく、嵐山地域の集配を電車から下ろした台車や荷車付き自転車で行うため、いつもお客様と同じ目線で街に存在できるとした。「トラックの運転台は高いところにあるため、お客様を見下ろす形になり、ドライバーもお客様もお互いに声をかけにくい」とし、自転車と台車によるお客様との対話増進に期待しているという。

《杉山淳一》

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