東京電力、2020ビジョンを取り下げ---低炭素化投資など

自動車 ビジネス 企業動向
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋内1階(5月18日撮影)
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋内1階(5月18日撮影) 全 3 枚 拡大写真

東京電力は5月20日、昨年9月に策定した中期経営方針「東京電力グループ中長期成長宣言2020ビジョン」を取り下げると発表した。

【画像全3枚】

同社では、ビジョンに沿って電源の高効率化を含む低炭素化に向けた設備投資資金や、成長事業を拡大するための資金として公募増資と第三者割当増資で4468億円を調達した。

このうち、低炭素化投資に233億円、成長事業に94億円を充当した。

今回、東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故を受けて、同社の事業運営の抜本的な見直しが不可欠となったことからビジョンを取り下げる。

低炭素化投資や成長事業への投資の計画も見直し、電力の安定供給の確保、電気事業を展開するのに必要不可欠なものを除いて実施しないことにした。

増資で調達した資金のうち、使用していない分については当面の電気事業に必要な設備投資に充当する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  4. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  5. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る