トヨタ、2011年度の世界生産台数は2010年度並み

自動車 ビジネス 企業動向
3月にセントラル自動車宮城工場を視察に訪れたトヨタの豊田章男社長
3月にセントラル自動車宮城工場を視察に訪れたトヨタの豊田章男社長 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車が、取引先部品メーカーに示した今後の生産計画で、2011年度の世界生産台数を2010年度並みにまで回復する計画を明らかにした。

東日本大震災の影響でトヨタの国内生産は4月が前年同月の8割減にまで落ち込んでいる。8月以降、通常の操業に戻し、年度後半は増産して前半の遅れを取り戻す計画だ。

トヨタの計画によると通常の5割程度にとどまっている操業率を6月には9割に引き上げ、8月に通常の操業に戻す。電力不足が落ち着く秋以降に順次増産して12月には通常より2000台程度多い1日当たり1万4000台を生産して、前半の遅れを取り戻す計画だ。

これによって2011年度の世界生産台数は、2010年度の716万台並みになる見通し。

ただ、部品の調達状況は依然として不透明で、特にボトルネックとなっている半導体関係では「毎日調達見通しが変動する」状況で、計画通り生産が回復するかは予断を許さない状況が続きそうだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 大胆なブラックバンパーに大反響!ダイハツ『ロッキー』のコンセプトカーを10台限定で市販化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る