JAF、原発事故による警戒区域の車両持ち出しに協力

自動車 社会 社会

日本自動車連盟(JAF)は6月1日、政府の要請を受け東京電力福島第一原発事故に伴う半径20km以内の警戒区域からの避難住民の車持ち出しに協力した。

1日の車両持ち出しは南相馬市と川内村を対象に実施された。58世帯の住民を乗せた専用バス8台それぞれに隊員2人が乗り込んだJAFのサービスカー1台が同行し、持ち出す車両のトラブルに対応した。

作業では、警戒区域内の滞在時間に制限があることから、10分以内に完了可能な「バッテリー上がり」、「燃料の補給」、「タイヤのエア充填」のみに限定した。

1日に持ち出された車両55台のうち、バッテリー上がりの救援作業を行ったものが15台あった。震災から2か月余りが経過し、放置された車両の多くがバッテリー上がりを起こしている。また、住民が車両を安心して持ち出せるように11台に「燃料の補給」を、3台に「タイヤのエア充填」を行った。

3台はトラブルで短時間では対応できずに持ち出せなかった。

避難住民の車持ち出しは6月2日も実施しており、JAFでは引続き同行して支援する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る