三菱の米国新車販売60%増、震災の影響なし…5月実績

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三菱自動車の米国法人、三菱モーターノースアメリカは1日、5月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7568台。前年同月比は4月の106%増からは鈍化したものの59.8%増を記録し、9か月連続で前年実績を上回った。

好調な販売の原動力が、新型『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)。5月は2010年10月の投入以来、最も売り上げを伸ばし、発売から8か月連続で販売台数を増加させた。

また、『ランサー』(日本名:『ギャランフォルティス』)は、前年同月比1.5%増。『ランサーエボリューション』も8.6%増と好調だ。

さらに、『ギャラン』は前年同月比166%増、SUVの『エンデバー』は43%増。生産中止が決まっている北米専用2車が健闘した。これら北米専用車を生産するイリノイ工場製モデルは、前年同月に対してほぼ3倍の伸びを見せる。

三菱自動車の2011年1‐5月米国新車販売は、前年同期比60.7%増の3万5816台。5月の7568台は、2008年5月を上回り、5月としては過去3年間で最高だった。

三菱モーターノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「2011年1月以来、販売は劇的かつ着実に伸びている。とくに2月から5月の各月の伸び率は、新記録」とコメントしている。

5月の米国新車市場において、日本メーカーではトヨタ、ホンダ、日産、スバル、マツダの5社が、東日本大震災の影響による減産で前年実績割れ。そんな中、三菱とスズキの2社は、前年実績を上回る好調さを示した。

《森脇稔》

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