日本損害保険協会は、東日本大震災で被災した個人への地震保険の支払額が2日時点で9016億円になったと発表した。
支払件数は47万8344件。5月26日時点と比べると支払額で6.5%、支払件数で8.6%それぞれ増えた。地区別では宮城県の支払い額が4312億円(支払件数17万3747件)と最も多く、全体に占める割合は47.8%と、26日時点から0.5ポイント上昇した。
これに茨城県の1165億円(同7万2006件)、福島県の1155億円(同5万2146件)と続く。2日時点の地震保険支払いに関する調査および、契約内容などの相談・問い合わせの受付件数は、26日時点から5.2%増えて61万9048件となった。
このうち実際に保険金を支払った件数や、調査の結果、支払に至らなかったケース、さらには相談・問い合わせで解決した件数を合わせた調査完了件数は55万1607件で、26日時点に比べ8.4%増えた。