福島第一原発、全体会議の様子を公開[動画]

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青い帽子は医療班ではない。防護服の下に着用する帽子と作業服。この上に放射性物質の防護服(タイベックス)と全面マスクを付ける。(5月25日)
青い帽子は医療班ではない。防護服の下に着用する帽子と作業服。この上に放射性物質の防護服(タイベックス)と全面マスクを付ける。(5月25日) 全 7 枚 拡大写真
東京電力は6月5日、福島第一原発で毎日開催されている非常災害対策室と東電本店などをつなぐ全体会議の様子を公開した。5月24日から30日に撮影したものが2分57秒に編集され、1本になっている。

非常災害対策室は福島第一原発敷地内の免震重要棟の中にあり、テレビ会議で、千代田区の本店、第二原発、楢葉町のJビレッジ、福島市の福島事務所、柏崎刈羽原発、原子力安全・保安院と繋がっている。

全体会議は日々のプラント状況について各作業班が報告し、情報共有をする。午前9時と19時に毎日開かれ、50人から100人が参加している。

東電社内の全体会議だが、菅直人首相も3月12日に福島第一原発を視察し、免震重要棟に入った。また、同15日午前の全体会議に本手から会議に参加し、冒頭に挨拶をした。

会議参加者の中で青い帽子をかぶっているが、これは被曝を防ぐための屋外に出る場合の規定の帽子と作業服。この上に全面マスクと放射性物質の防護服(タイベックス)を着る。帽子の色で作業班を見分ける目印ではない。

映像では発電所対策本部長の吉田昌郎氏(福島第一原発所長)が、会議の最後に「健康管理などについても留意して仕事を進めていただければ」と声をかけると、全体で「ご安全に」と声を揃え、会議を締めくくっている。

吉田氏の右にある電話は本店とのホットライン。

全体会議の様子は、東電の支店や海外から送られてきた寄せ書きに見守られている。写真寄せ書きされた日の丸国旗は、カリフォルニア州オークランドから送られてきた。

《中島みなみ》

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