究極の音の世界にいざなう純正オプション390万…メルセデスベンツ CL Sound Suite

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ドアに設置されたフロントスピーカーユニット「The Suite Unison-Array」。エンクロージャーはアルミダイキャスト製
ドアに設置されたフロントスピーカーユニット「The Suite Unison-Array」。エンクロージャーはアルミダイキャスト製 全 21 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本は、ハイエンドカーオーディオブランド、ソニックデザインと共同で開発した『CL Sound Suite(サウンドスウィート)』を、CLの日本国内限定のオプション装備として設定。設定価格は390万円。当然ながらこの価格に車輌本体は含まれない。

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◆究極のサウンドシステムが手に入る

390万円という、高級車1台分もの車両価格に匹敵するオプション価格に驚かれる人もいるかも知れないが、ソニックデザインのモノ作りと品質を良く知る人ならば、この価格はむしろ”安い”と感じる内容といえる。というのも、ソニックデザインは『The Suite(ザ・スウィート)』という名称のフルカスタム・フルオーダーのオーディオシステムを手がけており、これらシステムの総費用は800万円を超えるからだ。

この4月に発表されたCL Sound Suiteは、Sound Suiteシリーズとしては(旧型)CL、先代『CLS』に引き続く第3弾となる。これまでは台数限定の特別仕様車という扱いだったが、今回の新型CLクラスではメーカーオプションという扱いになり、グレードや限定台数に関係なく選べるようになったことがニュース。もちろん、これまでのSound Suiteと同様に、ナンバー取得後の架装ではなく国交省に認定された純正オプションとなる。当然保証面も車両の保証規定と同じく新車登録から3年間、走行距離無制限だ。

◆「最高級のクーペに最高級のオーディオを」

今回、両社のコラボレーションの経緯についてメルセデスベンツ日本の商品企画・マーケティング部の柳沢慎太郎氏は次のように説明してくれた。「Sound Suiteが先代のCLの特別仕様車として登場したのは2009年12月です。その年の中頃に、CLの商品企画をしていたのですが、日本市場は2ドアのクーペのマーケティングは非常に難しい部分があるという認識がありました」

いうまでもなくCLはメルセデスの最高級クーペであり、孤高の存在とはいえ他のモデルといかに差別化を図っていくかというのは商品企画の要点だった。その過程で、柳沢氏はソニックデザインの存在を知ったという。「当時は最高級オーディオの『The Suite』を発売したときだったと思いますが、我々もソニックデザインさんとCLで何かできないかなあ、とお話しをさせていただいたのが始まりです。その結果として生まれたのが日本限定の特別仕様車『CL550 Sound Suite』でした」。

ソニックデザインの代表取締役社長、佐藤敬守氏もメルセデスとの縁を強調する。

「The Suiteはクルマを限定するのではなくて、ご指名いただいた車両に合わせて金型からつくるフルオーダーフルカスタムのサウンドシステムです。一方、Sound Suiteは対象モデルを特定の車種に定めることでお求めやすくしたメルセデスとのコラボレーション企画でした。

The Suiteでは、様々なお客様からの引き合いの中でも特にメルセデスのオーナーが多かったこともありますし、また当社でもシステムをインストールしたデモカーとしてもこれまで複数台利用してきたことから、メルセデスは縁の深いブランドでしたね」

390万円という高価なオプションではあるが、柳沢氏は音に徹底的にこだわるニーズはあると考えている。「メルセデスオーナーの例を見ますと、ご自身の家にホームオーディオを構えていたり、オペラやオーケストラを鑑賞される方など、音楽にこだわる方が多いことは確かです。ホームオーディオにお金をかける方は決して珍しくありません」。最高級のホームオーディオに比べれば、Sound Suiteのオプション価格は決して高価すぎるというものではないのだ。

《北島友和》

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