トレーラーのコンテナ爆発、荷主を逮捕

自動車 社会 社会

昨年8月、群馬県玉村町内の県道を走行していた大型トレーラーに積載されていたコンテナが爆発。民家や商店の建物が爆風で倒壊し、1人が負傷した事故について、群馬県警は2日までにコンテナ輸送を依頼した荷主の男を業務上過失傷害容疑で逮捕した。

群馬県警・捜査1課によると、問題の事故は2010年8月5日の午前1時30分ごろ発生している。玉村町上福島付近の県道を走行していた大型トレーラーに積載されていた大型コンテナが爆発。爆風が道路沿いに立つ民家や商店の建物を直撃し、道路から約30m離れた場所に住む70歳の男性が軽傷を負った。

コンテナはベトナムに向けて輸出されるもので、中には中古の給油計量器が12台積載されていた。しかし、内部のガソリンは完全に抜かれていなかったため、気化したガソリンがコンテナ内に充満。機器同士の接触で発した火花に引火したものとみられる。

運送依頼を受けた会社はコンテナ内の積荷を知っていたが、運転者は知らされていなかった。警察では荷主の責任が重いと判断。2日までに埼玉県寄居町内に在住し、ベトナム国籍を持つ49歳の男を逮捕している。

調べに対して男は「引火する可能性は把握していた」などと供述。容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「盤石シャシー」に「装甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  2. 「他人事ではない」トランプ高関税の影響、ステランティス1~6月期の最終損益4000億円の赤字見通し[新聞ウォッチ]
  3. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  4. スバルが小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』を発表…土曜ニュースランキング
  5. 『デュカト』ベースで4名就寝を実現、トイファクトリーの新型キャンピングカー『ブルージュ』の内装をチェック
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る