日本ではトヨタ『プリウス』を中心に、完全に市民権を得たハイブリッド車。米国でもこのほど、ハイブリッド車の累計販売台数が200万台の大台を突破したことが分かった。
これは7日、米国の自動車メディア、『ワーズオート』が報じたもの。1999年の初代ホンダ『インサイト』の上陸から11年を経ているが、2008年の累計100万台達成から数えると、3年以内の短期間でさらに100万台を上乗せしたことになる。
車種別に見ると、2000年に初代モデルが米国に導入されたトヨタ『プリウス』が、半数以上の101万8000台と圧倒的。2003年に初代が発売された『シビックハイブリッド』が、19万2801台でこれに続く。3位はトヨタ『カムリハイブリッド』で17万4571台。
以下、4位がトヨタ『ハイランダーハイブリッド』で11万2106台、5位がレクサス『RX400h/450h』で10万8022台、6位がフォード『エスケープハイブリッド』で10万7122台となる。
しかし、最近の米国でのハイブリッド車の人気は下降ぎみ。5月の米国新車市場に占めるハイブリッド車のシェアは、日本メーカーの減産の影響もあり、2.3%にとどまった。同メディアは、「ガソリン価格高騰にもかかわらず、北米生産車の約2割は大排気量のV8」と、いまだ根強いV8信望者の存在を指摘している。