東日本大震災で日本の沿岸を襲った津波は、太平洋沖合のハワイ諸島にも到達した。目立った被害はなかったようだが、そんな縁もあってか、マウイ島で9月17〜18日に開催される「マウイマラソン2011」では、東日本大震災の復興のためのチャリティ活動を行なう。
マウイマラソンはハワイで最も歴史のあるマラソン大会で、2011年が41回目。景色の良いコースは定評があり、「リゾートマラソン」として注目されている。たいていのマラソン大会は男性ランナーが多数を占めるところ、マウイは女性ランナーが多い華やかな大会だ(理由は運営事務局でも把握していない)。
ハワイのマラソン大会というとホノルルマラソンが有名だ。こちらは日本からの参加者が多く、異国で走っている気がしないとの不満も聞かれる。マウイマラソンは、昨年の大会では2500名以上が参加し、そのうち日本からの参加者は約500名となっている。
「2011年のマウイマラソンは日本復興のために走る」(事務局)ということで、大会では各種チャリティ活動が行なわれる。エントリーフィーの中から1人1ドルを日本赤十字に寄付、メッセージTシャツを販売し、原価を引いた収益を同じく日本赤十字に寄付、募金箱を設置して義援金を集める、などを行なう。