三菱ふそうトラック・バスは、小型トラック新型『キャンター』に、積雪地域や山間地域での走行に適した4WD車を設定し、6月14日から発売を開始した。
4WD車も新型キャンターシリーズ同様、クリーンな排出ガスと高い燃費性能に大きく寄与する「BlueTecシステム」(再生制御式DPF+尿素SCR)と軽量・高効率・低燃費が特長の排気量3リットル「4P10」型ディーゼルエンジン、デュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC」といった新開発パワートレーン技術を採用した。この結果ポスト新長期排出ガス規制に適合している。
これらの新技術を搭載することでクラストップの低燃費を実現し、同社の小型トラック4WD車としては初となる2015年度重量車燃費基準を全車で達成した。このため、エコカー減税に適合し、購入時の自動車重量税と自動車取得税が75%減税される。
2輪駆動/4輪駆動の切り替え操作が不要な全低床フルタイム4WDを標準キャブ全車に採用した。ワイドキャブ全車では、積雪地走行に大きな駆動力を発揮する高床パートタイム4WDを採用するなど、用途に応じた幅広いラインアップの展開する。
4WD車の販売計画は年間2000台。価格は463万8000円。