ダイナ、トヨエース の2トン積を全面改良…燃費改善

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ (左):カーゴ ワイドキャブ ロングデッキ フルジャストロー 2.0トン積 ディーゼルハイブリッド車 Gパッケージ装着車 (右):カーゴ 標準キャブ 標準デッキ フルジャストロー 2.0トン積 ディーゼルハイブリッド車Gパッケージ装着車
トヨタ (左):カーゴ ワイドキャブ ロングデッキ フルジャストロー 2.0トン積 ディーゼルハイブリッド車 Gパッケージ装着車 (右):カーゴ 標準キャブ 標準デッキ フルジャストロー 2.0トン積 ディーゼルハイブリッド車Gパッケージ装着車 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車は6月15日、キャブオーバータイプの小型トラックの『ダイナ』と『トヨエース』の2トン積系をフルモデルチェンジし、ダイナは全国のトヨタ店、トヨエースは全国のトヨペット店を通じて7月2日から発売する。

新型車は、高圧コモンレール式燃料噴射システム、高性能触媒DPRを一新し、燃費の向上と排出ガスのクリーン化を実現した。ハイブリッド車専用を含む5種類のディーゼルエンジンを新開発した。

ハイブリッド車は、燃費向上に寄与するアトキンソンサイクルの専用エンジンと、アクセル、ブレーキの2ペダル操作でイージードライブを実現する専用の5速AMTを採用する。エンジンとモーター兼発電機の間にクラッチを介することで、モーターのみでの発進が可能な新開発のハイブリッドシステムを搭載する。

燃費は、2トン積車でリッター12.2kmと従来型比1.0kmアップ、3トン積車ではリッター11.6kmで従来型比1.4kmアップした。

ディーゼル車では、新型ディーゼルエンジンに、操作しやすい6速オートマチックトランスミッション(AT)、6速/5速のマニュアルトランスミッション(MT)をラインアップする。

AMT車、AT車にはアイドリングストップ機能を標準装備するとともに、AMT車、MT車には、省燃費運転を実践できるようエコランシステムを標準装備する。

内外装備では、全車インストルメントパネルの膝前部分や下部の形状を工夫することで、中央席の足元スペースを拡大した。ワイドキャブではキャビンのパッケージングを一新し、ドア開口部を拡大、乗降ステップの大型化、乗員スペース拡大などで、高い乗降性と快適な居住性の確保を目指した。

横方向への広がりを感じさせる開放的なインストルメントパネルは、助手席から中央席にかけて大型のオープントレーを配し、使用性の向上を図った。さらに、センタークラスターは、操作性を重視したレイアウトとし、コンビネーションメーターは文字盤を拡大、視認性の向上を図った。

フロントまわりのデザイン変更で、力強さを際立たせたフロントビューとし、ワイドキャブではキャビンの前絞りやバンパーコーナー形状の工夫により、優れた空力性能を実現した。ハイブリッド車は、グリルとドアに専用ストライプのほか、ハイブリッドを象徴するシナジーブルーを施したトヨタエンブレムを設定する。

安全性能では、強度を低下させることなく左右のピラー断面を極力細くすることで、視界を確保するワイドビューピラーと、車両側面後方の視界を拡大し右左折時の歩行者認知により、巻き込み事故の防止に寄与する2面鏡ミラーを標準装備する。滑りやすい路面やカーブ走行などでの横滑りを抑えることで、車両の安定性を確保し、事故の未然防止を図る車両安定性制御システムVSCを小型トラックでは世界初となるオプションで設定した。

価格はハイブリッドの標準タイプが449万6000円、ディーゼル車のカーゴタイプ、ワイドが398万4000円。

生産は日野自動車の羽村工場で行う。販売計画はダイナの2トン積系が月500台、トヨエースの2トン積系が210台。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  2. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. あのスバル「プロジェクト・ミッドナイト」が再びヒルクライムへ! グッドウッド2025で記録更新ねらう
  5. 戦後初のアウディ誕生から60周年、1965年に4ストロークエンジンで技術革新
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る