子どもの脳はタミフルの影響を受けやすい…理研ら確認

自動車 ビジネス 国内マーケット
子どもの脳はタミフルの影響を受けやすい…理研ら確認 独立行政法人 理化学研究所
子どもの脳はタミフルの影響を受けやすい…理研ら確認 独立行政法人 理化学研究所 全 1 枚 拡大写真

 血中の異物や薬物から脳を守る機能は成長とともに発達し、幼少期には脳に取り込まれやすい薬物が存在することを、理化学研究所らが世界で初めて霊長類(アカゲザル)で確認した。理研分子イメージング科学研究センター 分子プローブ動態応用研究チーム高島忠之研究員と、同分子プローブ機能評価研究チーム尾上浩隆チームリーダー、東京大学大学院薬学系研究科との共同研究の成果という。

 抗不整脈薬のベラパミルでは2.3倍、未成年者の副作用が指摘されている抗インフルエンザ薬のタミフルでは約1.3倍、幼少期のサルでは成熟したサルに比べて速く脳へ取り込まれることがわかったという。

 同研究グループは今回の手法をヒトに応用し、さまざまな薬剤の脳内移行性を検証する予定。またこれにより、副作用の原因の解明や副作用が起きる可能性の予測が期待できるとしている。

 この研究成果は、米国の科学雑誌「The Journal of Nuclear Medicine」(6月号)への掲載に先立ち、オンライン版(5月13日付け:日本時間5月13日)に掲載された。

《田村 麻里子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  2. 『デュカト』ベースで4名就寝を実現、トイファクトリーの新型キャンピングカー『ブルージュ』の内装をチェック
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. 純正を活かす快適システム! こだわりが光るノアの高音質カーオーディオ[Pro Shop インストール・レビュー]by ZEPT
  5. 「未来感半端ない」アウディ『Q5』新型発売にSNSでは歓喜の声、実車確認の報告も続々と
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る