昭和シェル石油は6月17日、新潟県、山形県の系列サービスステーション(SS)25か所で灯油の販売を一時停止したと発表した。
系列の一部のSSで「揮発油等の品質の確保等に関する法律」に定められている灯油の色相の規格を逸脱していることが判明したためで、同様の可能性のあるSSも含め自主的に灯油の販売を停止した。
灯油の色は通常無色透明だが、色相の異常が確認された灯油は黄色味がかかっている。色相に関する品質確保法の規格では、誤使用を防止するため、ガソリンは赤みがかった色が着けられ、灯油は無色透明にすることが定められている。
異常が確認された灯油の品質確認検査を行った結果、色相以外の規格は満たしていることを確認した。購入した灯油の使用に安全上の問題はない。
同社では監督官庁の指導のもと、原因究明と早期の販売再開に向けて取り組んでいるとしている。