日産・三菱の軽企画会社、両社シェアは20%を目標に

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三菱から日産へOEM供給されている日産キックス/三菱パジェロミニ
三菱から日産へOEM供給されている日産キックス/三菱パジェロミニ 全 1 枚 拡大写真

日産自動車と三菱自動車工業が共同出資により6月1日付で設立した軽自動車の企画会社、NMKV(東京都港区)の遠藤淳一社長(CEO)は20日、都内で記者会見し、両社の国内軽自動車シェアを現状の15%から将来は20%に引き上げたいとの目標を示した。

NMKVは両社の軽自動車の商品企画とエンジニアリングを担当し、技術の補完や量産効果などによって軽事業を拡大する狙いで設立された。日産出身の遠藤社長は会見で、「競争力ある企画開発により、将来は軽の3強グループを形成したい」と述べた。

20%のシェア確保により、ダイハツ工業およびスズキという大手2社で6割強を占める寡占体制にクサビを打つ構えだ。

同社は、開発する軽自動車の海外展開も視野に入れている。遠藤社長は「具体的なことは決まっていないが、アジアの新興諸国では需要があると思われる。積極的に検討を進めていきたい」と意欲を示した。

《池原照雄》

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