GMが、米国市場で販売中のエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、シボレー『ボルト』。これとは別に、日産『リーフ』のようなバッテリーとモーターだけで走行するピュアEVを計画していることが分かった。
これは13日、米国のEVやプラグインハイブリッド車の情報サイト、『plugincars.com』が伝えたもの。同サイトの取材に応じたGMのDave Barthmussグループマネージャーは、「我々はレンジエクステンダーやプラグインハイブリッドだけでなく、ピュアEVの市販も計画している」と話したという。
GMのピュアEVといえば、1990年代、米国カリフォルニア州とアリゾナ州で約800台をリース販売した『EV1』がある。しかし、GMは開発コストを理由に、わずか3年で同車のリース販売を終了。ピュアEVの普及計画を中止した経緯がある。
果たしてGMは、再びピュアEVの市販に乗り出すのか。1990年代のEV1は、時代を先取りしすぎて失敗したとも言われる。今なら、ピュアEV普及の環境は、整いつつあるといえそうだ。