【新聞ウォッチ】バッテリー交換ミスで“火の車”

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国交省の実験。加振されることによって固定金具が動いてプラス端子側に接近
国交省の実験。加振されることによって固定金具が動いてプラス端子側に接近 全 5 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年6月23日付

●国会70日延長議決、自公反対、首相8月まで続投か(読売・1面)

●猛暑電力4000万キロワット超、東電管内、震災後初めて(読売・1面)

●車 被災者へ届けます、盛岡のボランティア、寄贈受け付け無償引き渡し(読売・36面)

●高齢者、二輪車対策急ぐ、昨年より3日早く100人、都内の交通事故死亡者数(毎日・23面)

●三菱自、マツダも休日に一部操業、7〜9月、生産遅れ挽回(東京・7面)

●スポーツ車もハイブリッド、トヨタ(東京・7面)

●国交省、バッテリー交換で車火災、「取り付けミス注意」(東京・28面)

●ダイハツ、今期30%減益、震災後の減産響く、設備投資は6割増(日経・13面)

●中国に電気自動車投入、日産、ロシアなどで増産も(日経・13面)

●いすゞ、経常利益12%減、今期800億円(日経・13面)

ひとくちコメント

自動車の火災の原因は衝突事故ばかりではないらしい。自動車のバッテリーやヘッドライトの電球などを交換する際の取り付けミスなどによる車両火災が相次いでいるため、所管の国土交通省はバッテリー固定などの徹底を整備関連の業界団体に要請したという。

最近はドライバー個人で交換作業をするケースも増えており、一般ユーザーにも注意を呼び掛けているそうだ。きょうの東京が社会面で取り上げている。

記事によると、2009年度に自動車メーカーから国交省に報告があった車両火災は1万53件で、うちバッテリー付近からの出火は98件にのぼったという。要因別では、バッテリー交換作業に起因するとみられる火災、電球などの取り付けや配線が不適切だったと推定される火災が各28件。

再現実験では、バッテリーを金具で固定するナットの締め付けが不十分だと走行時の振動や遠心力で金具が移動してショートし、火花がグリースやカバーに引火して数十秒で出火したという。

さらに、ヘッドライトは電球の点灯時の表面温度が640~540度になるものがあり、正しい位置からずれたりしていると他の部品と接触して火災の原因になるという。節約・省エネなどで自分で車をいじる際は慎重に。

《福田俊之》

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