BMWグループのMINIが、21日に発表したMINI『クーペ』。同車に早くも、レーシングバージョンが登場した。
これは25〜26日、ドイツで開催される「第39回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦するために、MINIが開発したもの。MINIクーペが、スパルタンなサーキット仕様に変身した。
正式車名は、「MINIジョンクーパーワークスクーペ・エンデュランス」。MINIクーペの最強グレード、「ジョンクーパーワークス」がベースだ。
直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力を211psから250psへチューニング。オーバーブーストモード時の最大トルクも、28.6kgmから33.7kgmへ引き上げられた。最高速は240km/h以上をマークする。
足回りはサーキット用にセッティングされ、ABSやDSCもレース仕様。ロールケージ、レカロ製バケットシート、6点式シートベルトなどが装備された。
エアロダイナミクス性能も追求。フロントスポイラー、デフューザー、角度調整式リアウィングを採用し、アグレッシブな雰囲気を演出している。