スズキ鈴木会長、工場の分散化「念頭になければバカ経営者といわれる」

自動車 ビジネス
スズキ・鈴木修会長
スズキ・鈴木修会長 全 2 枚 拡大写真

スズキの鈴木修会長は23日、東日本大震災や福島原子力発電所の事故を受けた危機管理として、浜松市周辺に集中立地している工場の分散化を検討していることを明らかにした上で、これが「念頭になければバカ経営者といわれる」との考えを示した。

【画像全2枚】

鈴木会長は同日都内で開いた業績説明会後、一部報道陣に対し、「東北の地震と津波と原発のことを考えると、これは逃げ出さなきゃいかんなということは考えている」と述べた。

その理由として「地震、津波、液状化現象、原発という4つを工場別にみていくと、地震は全部引っかかる。津波は半分くらい、原発が3つぐらいで、液状化現象だと4つか5つ引っかかる。こういうことなので、なるべく早くやらなくてはいけない。いつ来るかわからないから」と説明した。

さらに「それをほっておけば何を言われるかわからない。(分散化が)念頭になかったらバカ経営者といわれますよ」と、工場の再配置をできるだけ早く進めることの必要性を強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  4. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
  5. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る