ベンチュリEV、仏郵便局向けに250台を納車

エコカー EV
仏郵便局向け250台の納車を達成したシトロエン・ベルリンゴ・ファースト/パワード by ベンチュリ
仏郵便局向け250台の納車を達成したシトロエン・ベルリンゴ・ファースト/パワード by ベンチュリ 全 2 枚 拡大写真

ベンチュリは6月22日、シトロエンの小型商用車『ベルリンゴ・ファースト』をベースとしたEV(電気自動車)『パワード by ベンチュリ』の仏郵便局「ラ・ポスト」向け納車が、250台に達したと発表した。

このオーダーは、2015年までにCO2排出量を20%削減するというラ・ポストの目標を達成するために発注された。250台の車両は、パリ、リヨン、マルセイユ、ニース、ナント、ストラスブール、レンヌ、リール、グルノーブル、クレルモン・フェラン、リモージュ、ポー、カンペールの13都市に配属される。

ベルリンゴ・ファースト/パワード by ベンチュリは、最高出力21kW、最大トルク180Nmのモーターと、低速連続走行に向く通称ゼブラ電池(ナトリウムニッケル塩化物電池)70.5kWhを搭載。充電時間は5時間、航続距離は500km、最高速度は110km/hと、少ない充電時間での長距離走行を可能としている。

製造は、ベンチュリが昨年9月にル・マン近郊のソレムに竣工したEV専用工場MVE(Manufacture de Véhicules Electriques)が担当した。同工場は兄弟車のプジョー『パートナー・オリジン』をベースとしたEVと合わせて、すでに500台以上を世に送り出している。

EVベンチャーと郵便事業のコラボレーションと言えば、我が国でもゼロスポーツが日本郵便との間にEVの納入契約を結んだものの、今年になって急遽契約が解除され、破産に追い込まれたという事例があった。EVに熱心なことでは共通する日仏両国であるが、ベンチャー企業に対する対応は少なからぬ差があるという印象を受ける。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. 初の電動化、6気筒エンジン復活など話題満載!ポルシェ『911』最新世代「6モデル」を一挙スクープ
  3. メルセデスAMG GT 新型登場、高性能ラグジュアリーモデルの魅力とは?[詳細画像]
  4. ランチア『イプシロン』、新型は電動プレミアム5ドアに…生産開始
  5. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
  6. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
  7. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  8. 高さ8mの空中散歩、東京都心の高速道路で歩行者イベント…GINZA SKY WALK 2024
  9. 日産『キャシュカイ』改良新型...日本のテイストを取り入れたデザインに[詳細画像]
  10. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
ランキングをもっと見る