高速度走行を煽った少女、危険運転幇助で送検

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今年2月に静岡県牧之原市内で発生し、3人が軽傷を負った速度超過起因の交通事故について、静岡県警は20日までに運転していた20歳の男を危険運転致傷容疑で、同乗していた18歳の少女を危険運転幇助容疑で書類送検した。少女が煽り立てたと判断された。

静岡県警・牧之原署によると、問題の事故は2011年2月20日の午後7時50分ごろ発生している。牧之原市道場付近の市道を乗用車が路外へ逸脱。ガードレールに衝突した。この事故でクルマは中破し、乗っていた男女3人が打撲などの軽傷を負った。

現場の市道はクルマの進行方向にほぼ下り坂となっているが、クルマは制限速度40km/hの区間を100km/h超の速度で走行。衝突直前には120km/h程度の速度で走行していたとみられる。

警察は運転していた20歳の男から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いていたが、調べに対して「同乗していた少女から速く走るように頼まれた」、「自分も運転のテクニックを見せようと、その依頼に乗ってしまった」と供述。名指しされた18歳の少女も「行きたかった量販店の閉店時刻が迫っていたから、間に合わないから急いでくれと頼んだ」と、速度超過走行で走るように依頼したことを大筋で認めている。

クルマは現場となった市道のカーブを到底曲がりきれない速度で走行しており、警察は「制御困難な速度で走行していた」と判断。結果として同乗者を負傷させたとして、運転していた男を危険運転致傷容疑で。少女は高速度での走行を煽ったとして、危険運転幇助で書類送検した。

《石田真一》

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