今年の夏は扇風機で乗り切る---販売数量が前年の4倍以上

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今年の夏は扇風機で乗り切る---販売数量が前年の4倍以上
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東京電力、東北電力の管内を中心に、計画停電を避けるための節電への意識が高まっている中、扇風機の販売が急増している。

ジーエフケー・マーケティングサービス・ジャパンがまとめた4月と5月の家電量販店店頭でのエアコン・扇風機の販売動向によると、手軽な節電対策として注目を集める扇風機の4、5月の販売台数は、数量ベースで前年同期の4倍以上となった。

エアコンは「買い替える節電」の訴求効果もあって4月が数量で同22%増、5月が同26%増と好調だった。

東日本大震災後の電力供給力の低下に伴って夏場の節電が呼びかけられている。家庭での節電対策では、扇風機の使用、高めの温度設定やフィルター掃除などによるエアコンの消費電力抑制、省エネ性能の高い製品への買い替えなどが進んだことを裏付けるようにエアコン、扇風機の販売は、前年を上回る結果となった。

節電が求められる今夏は、例年より暑くなるとの予報が発表されていることから、今後も扇風機とエアコンの販売は伸びる見通し。扇風機は記録的な販売伸張が期待される反面、一部では在庫切れ商品も出ており、夏本番に向けて供給不足が懸念される。

また、エアコンは猛暑により記録的な販売となった前年を下回る見通しだが「買い替える節電」の追い風が需要を創出する見込み。

さらに、エアコンは暖房器具としての利用の増加に加え、空気清浄機能、イオン発生機能、保湿機能といった空質コントロール機能の充実から年間を通した一定の買い替え需要が見込まれる。

《レスポンス編集部》

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