日産ゴーン社長「大震災を乗り越えられる強さを身に付けた」 サステナビリティレポート

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日産サステナビリティレポート2011
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日産自動車は、CSR(企業の社会的責任)に関する考え方や活動をまとめた「サステナビリティレポート2011」を制作し、6月29日から同社のウェブサイト上で公開した。

サステナビリティレポート2011では、CSRの進捗状況・目標をまとめた「日産CSRスコアカード」を昨年に続いて公開、前年に示した2010年度目標に対する達成状況と2011年度の目標など、日産のCSRの進展を報告した。

同社がCSR重点分野として位置付けている経済的貢献や品質、環境、バリューチェーンなど8分野について、それぞれの項目に分け詳細に説明しているほか、3月11日発生した東日本大震災への対応では、全社災害対策本部責任者である志賀俊之COO(最高執行責任者)のメッセージを掲載する。

カルロス・ゴーン社長兼CEO(最高経営責任者)は同レポートの中で「この10年間で日産は力をつけ、近年の金融危機や2011年の大震災を乗り越えられる強さを身につけた。しかし、周りの社会が強くなければ、会社も強くなれない。日産は人々と、われわれを取り巻く社会を支えており、これが日産のCSRの取り組み」と語っている。

同社では、CSRに関する戦略の推進やステークホルダーとの関係強化などを図ることを狙いに、2005年4月に広報部門内にCSRグループを設置し、2006年4月には「日産CSR方針」と「CSR重点分野」を設定した。加えて関係部門の部門長で構成する「CSRステアリングコミッティ」を設置し、重点分野ごとの実績・目標を管理するとともに、将来の機会やリスクを探るためのツールである「日産CSRスコアカード」を活用して、全社視点でのCSRマネジメントを進めている。

一方、同社は今年4月には「CSR部」を発足させ、CEOに直接レポートする体制を整えた。日産がCSRを経営の一部として位置づけていることを示している。

《レスポンス編集部》

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