節電アクション、太陽光発電はキャンペーン対象外

自動車 ビジネス 国内マーケット
節電アクション(家庭向け)のホームページ
節電アクション(家庭向け)のホームページ 全 1 枚 拡大写真

この夏の電力不足に向け、国を挙げての節電運動「節電アクション」がいよいよスタートした。経済産業省は、自身のホームページで同名のWebサイトを公開し、家庭や事業者の節電を呼びかけている。

ホームページの情報は、家庭での節電のヒントや消費電力予想(でんき予報)、節電イベントの案内、利用者による節電アイデアの投稿と表示など、盛りだくさんだ。目玉サービスは「家庭の節電宣言」。サイトで参加登録して節電努力の実行を宣言すると、参加証書が発行され、この参加証書の提示で協賛企業の対象店舗や施設などで割引が受けられる(レストランの10%割引やLED電球の5%割引など)。また昨年同月の電力使用量から15%の削減が達成できると、「達成賞」として協賛企業より提供されたホテルのペア宿泊券やLEDシリーングライトなどの賞品懸賞に応募できる。

ただこれに参加するには、東京電力のTEPORE(テポーレ)と呼ばれるサービスに登録して、電気の使用量の情報が、自動的に「節電宣言」側に反映されるようにしなければならない(東北電力も同様のサービスを準備中)。TEPOREの登録には、検針票の「お客さま番号」や、電気料金を口座振替している場合は口座番号が必要など、少々ハードルが高い。

さらに残念なことには、TEPOREは売電契約には対応していないので、太陽光発電システムを設置しているユーザーは利用できない。太陽光ユーザーは、「達成賞」のほうに応募することはできない(節電宣言に参加して、参加賞を受け取ることはできる)。

家庭によって多少の違いはあるだろうが、どの家庭にしても、夏の節電はエアコンがメイン。節電アクション・サイトの情報は豊富だが、結局は無理のない範囲でエアコンの温度設定を控える、できればエアコンは止めて扇風機だけにする、などの地道な努力が一番ではあるだろう。「節電宣言」のほうは、あくまで節電の励みや楽しみとして、ゲーム感覚で利用するとよいだろう。

15%節電に向け「節電アクション」がスタート! ~ ただし太陽光発電ユーザーは「達成賞」には応募できず ~

《小林@太陽生活ドットコム》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコよすぎ!」改良版レクサス『IS』お披露目にSNS興奮!「セダンを出し続けてくれて感謝」の声も
  2. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、2025年度グッドデザイン賞に…『デリカミニ』と『デリカ』も部門賞
  3. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  4. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る