モナコ公国のアルベールII世大公が1日結婚し、2日の式典後のパレードにレクサス『LS600h』が用いられる。LSは後席ルーフがワンピースの透明ポリカーボネートに改造されている。また、このルーフは着脱式で、「ランドレー」と呼ばれるボディ形式になる。
「LS600hL」を改造したのはベルギーのコーチビルダー、キャラ・デュシャトレ。防弾改造やストレッチに40年の実績を持ち、各国元首、王室、VVIPを顧客に持つ会社だ。今回の改造には2000時間を要したという。
ベース車両のルーフを取り除いたことで低下した車体強度を補うために、ランドーの車体はハニカム材や、ケブラー、炭素繊維で補強されている。炭素繊維強化プラスチックはオーブンで“焼く”必要があるので、ベース車両はいったん約2万個の部品に分解され、処理された後、再度組み立てられ塗装された。
透明ルーフの取り付け作業は動画共有サイト経由で見ることができる。