【ルノー ウインド 日本発表】ルノースポールが作った“クーペロードスター”

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ルノー ウインド
ルノー ウインド 全 12 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは6日、自ら「クーペロードスター」と呼ぶ2シーターオープンモデル『ウインド』を発表し、同日より販売を開始した。価格は255万円。

「クーペロードスターというジャンルはクーペとロードスターの中間のポジショニングだ」と話すのはマーケティング部・商品計画グループのフレデリック・ブレンさん。「ロードスターは小さくスポーティな2シーターオープン。クーペはそれにハードトップがついているモデルです」とそれぞれの特徴を語る。そして、このウインドはその両方を兼ね備えた“クーペロードスター”というジャンルとなるのだ。

このウインドのキャッチフレーズは“Open & Play”。「一目ぼれするようなスタイリングとともに、オープンにして遊んでほしいのです。素晴らしいドライビングプレジャーも持ち合わせているのですから」と完成度に自信を見せる。

そのドライビングプレジャーを生み出したのはルノー・スポールである。「シャシーをはじめ、サスペンションやシート、ステアリングなどのチューニングは全てルノー・スポールが設定しています」。従って、このウインドには専用のシートが備わっている。「ボディロールなどを非常に抑え、重心も低いので、いかにサポート感があり、スポーティさが伝わるかが(シートの)課題。そこで、フレームやヘッドレスト一体型シート形状などを新たに設計しているので、ベースとなる『トゥインゴ』とは全く違うのです」(ブレンさん)。「スポーティ感が非常に伝わると思います。そこがルノー・スポールの開発の匠たる所以なのです」と語る。

このような性格からかATモデルは本国にも用意されていない。ブレンさんは、「(男性をメインターゲットにしてはいるが)小さいけれどかっこいいので、女性から見てもとても魅力的だと思いますが、左ハンドルのマニュアルでは抵抗感を感じてしまうかもしれません。でも、これをきっかけにMTも乗れる免許を取得するなどして楽しんでほしいですね」と笑った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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