デュポン社、日本国内で次世代塗装システムを本格拡販

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デュポンの次世代水性塗料、クロマックスプロを使用する岩手スバル自動車
デュポンの次世代水性塗料、クロマックスプロを使用する岩手スバル自動車 全 22 枚 拡大写真

1802年に創立されたデュポン社は、米国デラウエア州ウィルミントンに本社を置くサイエンス・カンパニー。

世界90か国に拠点があり、近年注目を集めている農業・食品関連製品をはじめ、エレクトロニクス、輸送、住宅・建築、通信、安全・保護、アパレル分野で、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出し、世界中の人々の生活をより安全で豊かにする製品やサービスを提供している。

【デュポン200年の軌跡】

【製品とサービス】

同社は、数多くの自動車関連製品も手がけ、世界の大手自動車メーカーを顧客としている。自動車と環境という切り口から注目される製品のひとつが塗料だ。

塗料事業は、自動車用塗料(新車・補修)、工業用塗料、粉体塗料、ワニスと様々な分野にわたる製品を幅広く提供している。特に自動車用塗料では、ライン塗料としての新車用塗料から自動車整備工場で使われる補修用塗料までをカバーできる製品をラインアップする。

自動車補修用塗料で世界最大手の同社は、「デュポンリフィニッシュ」ならびに「スタンドックス」という2つの自動車補修用塗料ブランドを日本市場で展開。2010年8月に、デュポンリフィニッシュブランドから次世代水性補修塗料『クロマックスプロ』の販売を日本国内で開始した。自動車整備工場の経営を変える可能性を秘めた戦略製品となっている。

クロマックスプロは、ベースコートとクリヤーコートシステムに使用するポリウレタン系の水性ベースコート。フラッシュタイムが不要なウェットオンウェット塗装で、優れた隠ぺい性や乾燥性を発揮するため塗料消費量や作業時間の短縮が可能、結果的に高い生産性を上げることができる。

またこれまで発売された様々な水性塗料と違い、色むらのコントロールやぼかし易さなど現場での利便性の高さもも大きな特徴。スポット塗装から全塗装まで幅広い用途で使用でき、アンダーフード、マルチトーン、3コートパールカラーに適した2Kアクティベーターを混合することが出来る。

【クロマックスプロ関連ウェブページ】

カラーツールはデジタル化している。ウェブサイト、携帯電話やスマートフォン上で利用可能な「カラー検索」、調色作業のスピードアップを助ける測色機「アクワイヤII」ならびに組み合わせて活用するカラー検索CD「デュポンリフィニッシュ カラークイック プロ」を、作業者支援ツールとして用意している。

【デジタルカラーツール】

管理、設備面でもユーザーをサポート。ヒーター付きのミキシングマシーンや、エアーブローシステム付きスプレーブース、水性塗料対応のスプレーガン、乾燥促進用のエアブローガンなどの導入も指導・アドバイスする。作業品質を重視する整備工場では、既存の設備に追加投資するだけで導入できるため、導入に踏み切るためのハードルも比較的低い。

デュポン社は、同社製品の専売地区販売会社との連携により全国各地で顧客の技術サポートを展開する。水性塗料という新たな製品を扱うには、製品・設備の導入だけでなく、塗装技術や導入工場の経営面を考慮したサポートが必要となる。現場密着型のきめ細かなサポートを継続することで強固な信頼関係を築き、環境対応と収益性向上の両立を後押しする。

《記事協力:デュポン社》

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