シトロエンは12日、2011年上半期(1〜6月)の世界新車販売実績をまとめた。LCV(小型商用車)を含めた総販売台数は、76万9069台。前年同期比は0.8%増と、かろうじて前年実績を上回った。
市場別では、地元のフランスを含む欧州が、53万9875台をセールス。前年同期比は、4.3%減と落ち込んだ。その一方で、新興国は好調。中国は前年同期比6.1%増の11万3673台、ロシアは98.6%増の1万3334台、南米は25.4%増の6万4772台と実績を積み上げた。
モデル別では、南米では新型『C3エアクロス』が人気。ロシアでは『C4』が支持を集める。
また欧州市場を中心に、環境性能の高いモデルの販売比率がアップ。アイドリングストップを標準装備した『C3』、『DS3』、『C4ピカソ』、『C5』などのセールスが好調に推移しているのを受け、1台当たりの平均CO2排出量は前年同期の132g/kmから129g/kmへ改善させた。
2011年下半期(6〜12月)の見通しについては、5月に発売した『DS4』に対する需要増が見込まれるほか、新型車の『DS5』も投入するとしている。