都市型大規模マンションでエネルギー管理実験

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 三井不動産レジデンシャルと東芝は、横浜市の「パークホームズ大倉山」で実施する「マンション向けエネルギーマネジメントシステム(EMS)」の実証計画決定を発表した。

 この実証実験は経済産業省が公募した「平成23年度次世代エネルギー・社会システム実証事業」として採択されたもので、分譲マンションとしては初めての実証対象となる。「横浜スマートシティプロジェクト」における、都市型大規模マンション向けEMSの実証として行われる。

 東芝はMEMS(Mansion Energy Management System)やHEMS(Home Energy Management System)の設計・開発・分析などを行い、三井不動産レジデンシャルはEMS(Energy Management System)に対応した住宅を開発・分譲する。マンションへの入居開始後は居住者への意識調査やエネルギー利用データも含めた分析、エコ活動を促進するインセンティブなどの運用を行う予定で、入居開始から2014年度までの実証実験を予定している。

 「パークホームズ大倉山」では、CEMS(Community Energy Management System)から発信される地域全体のエネルギー利用情報をもとに状況に応じた電力制御を行う。また、太陽光発電システムと蓄電池を利用して、平常時には発電した電力をマンション共用部で使用し、余剰電力は蓄電する。太陽光発電量や電気使用量などを見える化するモニターを共用部エントランスホールに設置する。

 全住戸内には、電気使用量等の状況をリアルタイムで確認できるタッチパネル式タブレットPCを設置。過去の使用量との比較や、タブレットPCから直接エアコン操作を行うこともできる(オプション)。地域全体のエネルギー利用情報も確認でき、「すまいのECOチャレンジ」のSNS機能や共用部の電気自動車カーシェアリングの利用状況を確認することも可能だ。

横浜市の分譲マンション「パークホームズ大倉山」でEMSの実証実験

《編集部@RBB TODAY》

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