メルセデスベンツが、9月のフランクフルトモーターショーでデビューさせる新型『Bクラス』。同車には、環境性能の高い新エンジンとデュアルクラッチトランスミッションが採用される。
ガソリンエンジンは、「M270」と呼ばれる直列4気筒を完全新設計。この直4エンジンは、2010年に発表された「ブルーダイレクト」V6/V8と同様、メルセデスベンツの第3世代直噴システムを導入する。全車にアイドリングストップを標準装備して、高い環境性能が追求された。
排気量は1.6リットル。出力の違いによって、「B180」グレードには最大出力122ps、「B200」グレードには最大出力156ps版を積む。B200の場合、25.5kgmの最大トルクは、1250rpmという低回転域から発生し続ける特性だ。
現行Bクラスは、B180が1.7リットル、B200が2.0リットルを搭載。新型では、エンジン排気量のダウンサイジングが図られることになる。
7速デュアルクラッチトランスミッション、「7G-DCT」にも注目。メルセデスベンツによると、この7G-DCTは、非常にコンパクトな設計で、優れたパワー伝達効率を備えているという。