住友商事、トルコで地熱発電所向け蒸気タービン・発電機を受注

自動車 ビジネス 海外マーケット
クズルデレ地熱発電所の地理関係
クズルデレ地熱発電所の地理関係 全 1 枚 拡大写真

住友商事は14日、今年6月にトルコ・ゾルルエナジー社が増設を計画するクズルデレ地熱発電所向けに、富士電機製の60MW蒸気タービン・発電機を受注したと発表した。

クズルデレ発電所は、トルコのアナトリア西部に位置し、1984年に同国初の地熱発電所として国営電力会社により開発され、2008年に民営化策の一環でゾルルエナジーに運営権が委譲され、現在に至っている。

今回のプロジェクトは、ゾルルエナジーが総事業費約2億米ドルを投じて、20MWの既設発電所に隣接する形で新規に60MWの地熱発電所を増設するもので、あわせて80MWの地熱発電所は中東最大規模となる。

また、同発電所は発電のために使用した蒸気を、近隣地区への地域暖房に再利用しており、同規模の一般火力発電所と比べ、地球温暖化対策への貢献度は非常に高いものとなる。

住友商事は、これまでインドネシアやニュージーランドなどで積極的に地熱発電プロジェクトを手掛けており、本プロジェクトでの受注を足がかりに、今後さらに地域を広げ、トルコを含めた世界各地において、地域の発展や温暖化防止に資する地熱発電の開発促進や設備納入を目指すとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る