【メルセデスベンツ Cクラス 試乗】ベストは C200セダン…まるも亜希子

試乗記 輸入車
メルセデスベンツ C200ブルーエフィシエンシー アバンギャルド AMGスポーツパッケージ
メルセデスベンツ C200ブルーエフィシエンシー アバンギャルド AMGスポーツパッケージ 全 6 枚 拡大写真

セダンもステーションワゴンも、日本ではプレミアムファミリーカーの定番とも言えるほど、長く人気を保ち続けている『Cクラス』。今回、「C200」も「C250」もすべて1.8リットルの直噴ターボエンジンになり、スマートにダウンサイジングした。にもかかわらず、新たに搭載されたトランスミッション、7速ATの「7G-TRONIC PLUS」の効果もあってか、静かさ、走りの余裕、乗り心地と、どれを取ってもさらに磨かれていると感じさせてくれた。
 
とくに、試乗してベストだと感じたのは「C200ブルーエフィシェンシー」のセダン。アクセル操作にそれほど気を遣わなくても、クネクネの山道をスーッと走り抜けられるし、クセのないハンドリングとガッチリとした剛性感で、横Gに弱い女性でも左右に振られることなく自然な体勢が維持できる。ただし同じC200でもAMGスポーツパッケージは、50km/hくらいでもポンポンと跳ねるほど硬めなので、乗り心地重視の人にはおすすめしない。
 
またインテリアの進化は、IT系と触感系の双方で「わぁ!」と思わず感嘆するほどだ。停止中はナビ画面で「Yahoo!」のサイトなどが見られるのは不思議な感覚だけど、ものすごく便利だし、高級素材のナッパレザーを使ったステアリングなど、何気なく触れているだけで幸せな気持ちになれるのは、表面素材にこだわり抜いているから。

「出るとこは出て、引っこむところは引っこむ」美女!? そんな妄想がよぎったメルセデスだった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

まるも亜希子|カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2010-2011等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。

《まるも亜希子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る