原発事故の避難指示区域、野生化した牛がパトカーに突進

自動車 社会 社会

福島県警は12日、福島第一原子力発電所から20km圏内の避難指示区域で、パトロールを行っていたパトカーに対し、野生化したとみられる牛2頭が突進。車体が損壊していたことを明らかにした。一時帰宅の住人に対し、牛に対する警戒を呼びかけている。

福島県警・広報課によると、10日午後9時15分ごろ、福島県楢葉町山田岡付近の国道6号で県警特別機動パトロール隊のパトカーが停車したところ、周辺から現れた5〜6頭の牛が車両を包囲。このうち2頭が突進し、運転席側のドアに衝突した。

突進によってパトカーの右側面部が損壊したが、すぐにその場を離れたために以降の損壊は免れ、乗っていた警官2人もケガはなかった。

現場は福島第一原発から20km圏内の避難指示区域で、現在は無人となっている。牛は避難時に住民が解放したものとみられ、耳にはタグが付いていた。

警察では一時帰宅する住人に対して「牛は野生化しているおそれがあり、危険なので近づかないでほしい」と呼びかけている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  2. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  3. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  4. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る