日産ゴーン社長、日本の港湾の税関業務は改善すべき点がある

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車カルロス・ゴーン社長
日産自動車カルロス・ゴーン社長 全 6 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は16日、日本の港湾の税関業務は改善すべき点があるとの考えを示した。ゴーン社長は同日、横浜市にある同社の本牧専用埠頭の従業員と懇談し、考えを述べた。

【画像全6枚】

カルロス・ゴーン社長は本牧専用埠頭での業務が2直体制でやっていることについて「制約となっているのは税関が午前8時半から午後8時までしかやっていないため」とした上で、「これは日本だけ。中国の港湾は24時間操業。もし制約があるとすれば、やはり当局が世界基準でならなければならない」と指摘した。

さらに「最高のオペレーションを実現するため中国は24時間操業で、こちらは12時間しかできない。世界上位10の港湾のうち8は中国にある。そして横浜港は大きさでいうと27位。ここで進歩を遂げるにはベンチマークを導入するということだ」と述べた。

またゴーン社長は「日本は組織体制や、システムや参画意識や就業倫理、生産性などは世界ナンバーワン」としながらも、「ただ制約がある。あきらかに改善点があり、これに取り組んでいって、再びトップレベルにしなくてはいけない」と強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  2. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  3. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  4. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  5. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る