加齢による体型変化のメカニズム…4万人の日本人女性データから

自動車 ビジネス 国内マーケット
加齢によるおなかの形が変化する法則。変化は大きく分けて3段階
加齢によるおなかの形が変化する法則。変化は大きく分けて3段階 全 6 枚 拡大写真

女性用下着メーカーのワコールは、おなか・ヒップの加齢変化についてのメカニズムを明らかにした。からだのエイジング(加齢による体型変化)には、ある一定の法則があるという。

ワコールはあらゆる年齢の女性に美しくなってもらう商品作りを推進している。ワコールのものづくりを支えるのは「ワコール人間科学研究所」の人体計測だ。研究所は、1964年の発足以来46年間人体計測を続け、計測人数は延べ4万人を超えた。

蓄積されたデータを分析した結果、からだのエイジングには、ある一定の法則があることがわかってきた。今回、おなか・ヒップの加齢変化について新たなメカニズムが明らかになった。

からだのエイジング(加齢による体型変化)には、一定の法則がある。

●おなかの形の加齢変化ステップ
ステップ1:へそまわり
ステップ2:下腹全体
ステップ3:胃の辺りまで
●ヒップの形の加齢変化ステップ
ステップ1:たわむ
ステップ2:下がる
ステップ3:そげる、内側に流れる

変化のスピードには個人差があるが、変化する順序は同じ。

ヒップの形が変化する要因の一つは、内部の“ゆるみ”だ。筋肉の衰えや加齢により、組織同士の結合が弱まる。これがヒップの変形の一要因となる。ヒップの内部がゆるむと、日常生活の小走りなどでも大きく揺れるようになり、結合組織をさらにゆるませる可能性がある。

いっぽう、若い頃の体型を維持している女性は、過半数がガードルなどの「機能性ボトム」をほぼ毎日着用していた。20歳代から50代歳までの30年間を追跡した100名のなかで、体型を維持している人が 25%いた。

その人たちの生活行動を調査した結果、食事・下着・運動のそれぞれに工夫をしており、下着では、過半数が自分のからだに合った機能性ボトムをほぼ毎日着用していた。運動では特別な事をしているのではなく、普段の歩行の速度が速く、歩幅が広いといった点をはじめ、活動的な生活をしていた。

ワコールでは、おなか・ヒップのエイジングケアには、ガードルなどの「機能性ボトム」が有効であるとする。機能性ボトムはシルエットを整え、揺れも小さくできる。また日常生活でしっかり歩くことをサポートする。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る