【プジョー 508 試乗】国産車、やばくてよ…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
プジョー508
プジョー508 全 6 枚 拡大写真

プジョーのデザインはいつも時代の半歩先をいっている。一歩先だと日本のユーザーはついていけないけれど、この『半歩』というところが、ぐっとくる。ワゴンのSWだというのに、このしたたかに放つ色気。ゆるやかな直線なのに間の抜けた感じがしないあたりは、日本車勢が歯軋りして悔しがるくらいだ。

【画像全6枚】

この伸びやかなボディを動かすのは1.6リットルエンジンと6ATの組み合わせ。大丈夫なのか、1.6リットルで? そりゃターボついているけどさ。そんな不安は、アクセルを踏んだ瞬間にスタートラインに置き去りにする。

ちょんと右足が踏み込んだとたんに、ずばっと前に加速するキレのよさ。いや、ターボって踏み込んだあとに仕事はじめるんじゃなかったっけ? そんな考えはすでに石器時代のものと思われるほどの爽快感である。軽い。とにかく、軽い。ビバ、1.6リットルである。ウソだと思うなら、乗ってみそ? そう真顔で伝えたい。そう、この真顔は、国産車やばくてよ、という危機感の真顔だ。

危機感といえば、同胞の『407SW』の方がもっとヤバイかも。この乗り心地、このデザイン、そしてこの価格設定。407に乗っている場合じゃないのである。プジョーって、やっぱり、個人主義のフランスのクルマなのだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省 安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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