【ジャカルタモーターショー11】「小型車市場の伸びがスズキの可能性」スズキ・インドネシア内海社長

自動車 ニューモデル モーターショー
スズキ・インドネシアはコンセプトカー『コンセプトG』を発表。内海社長は、今後インドネシアでは小型車市場の発展が見込める、と語る。
スズキ・インドネシアはコンセプトカー『コンセプトG』を発表。内海社長は、今後インドネシアでは小型車市場の発展が見込める、と語る。 全 12 枚 拡大写真

2011年のジャカルタモーターショーでスズキは『アルト』をベースにしたグリーンカーのコンセプトモデル『コンセプトG』を発表した。

現地写真12枚:スズキインドネシアのブース

これは、インドネシア政府が予告しているローコストカー(エコカー/グリーンカー)政策の発表を前にした、スズキからインドネシア市場への提案となっている。

スズキの販売台数の約半分は商用車が占め、『キャリー』が最量販車種。その他マルチパーパスの『APV』、日本での『エスクード』にあたる『GRAND VITARA』、『スプラッシュ』、『スイフト』、『SX4クロスオーバー』などを導入している。

内海章スズキ・インドネシア(PT.SUZUKI INDOMOBIL MOTOR)社長は、「インドネシア市場は排気量1.3〜1.5リットルの車が市場の7割を占拠し、1リットル以下の車は5%未満しかない。この状態でスズキのシェアは昨年で約9%を実現できている。今後、市場の発展と共に1リットル以下の小型車の販売比率が高まることが予想され、小型車に強いスズキにとっては大きなチャンスであると考えている」と語る。

「インドネシア政府のローコストカー政策はまだ具体的な発表はないが、環境にやさしい低価格な車こそスズキの得意分野。とても興味がある。インドネシア国内生産能力を12万台から17万台に拡大し、エンジンも国内で作り現地調達率を高める」(同社長)

また、今回のショーではSX4クロスオーバーのマイナーチェンジモデルの詳しい仕様を23日にブース内で発表すると予告している。

《三浦和也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  2. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
  3. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  4. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  5. シトロエンの超小型EV『アミ』、サーファー向け「Rip Curl Vision」提案…バギー仕様がベース
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る